3・12 「君が代不起立処分」伝達やめろ! 緊急行動
3月12日、大阪府教育委員会は2月27日から3月1日までの3日間に行なわれた府立高校の卒業式で不起立した9人の教育労働者への「処分伝達」を強行した。
「処分伝達」の3月12日、午後3時30分より大阪府庁別館前にて、「私たちは黙らない! 2・11全国集会実行委員会」と「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」呼びかけの「処分伝達」抗議行動と集会が行なわれた。
大阪府教育委員会は、2月27日から3月1日までの3日間に府立高校で行なわれた卒業式での「君が代」不起立を闘った7校9人の労働者に対して、3月5日、6日に「事情聴取」を行なった上、3月7日の人事監察委員会で「処分」決定を強行した。大阪府教育委員会は、「君が代」不起立当該の労働者9人に対して、3月12日午後に「処分伝達」のために校長と共に「出頭」するよう伝えてきた。
午後3時30〇分、大阪府庁別館前に闘う労働者が結集し、集会が開始された。「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局代表の黒田氏があいさつを行なう。
「処分伝達」開始予定時刻の午後3時50分を前に、不起立当該の労働者が発言を行なった。「私は広島出身で被爆二世だ。平和・人権を教えるために教師になった。この思いは今も変わらない」。
「君が代」不起立当該の労働者が「処分伝達」で、大阪府庁別館そばの知事公舎に向かう。
「処分伝達」と「研修」の間、昨年の卒業式で「君が代」不起立を闘い、現在、大阪府人事委員会で「不服申立」を闘っている当該の労働者や支援団体から次々と発言を受けていく。
午後5時前、「処分伝達」後、「研修」を終えた被処分当該の労働者より報告を受ける。「『研修』はまったく形だけで、質問も受け付けない。起立斉唱せよという職務命令に従いますという文書を出され、署名・捺印を求められたが、宛先もどこなのかわからない意味不明の文書だった」「『研修」中、みんなのシュプレヒコールがよく聞こえたので、孤立感はなかった」。
<反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会>