「メーデー団結・交流会」を開催・沖縄

「メーデー団結・交流会」を開催

  

                               沖縄・首里日雇労働組合

 

 5月1日、沖縄・首里日雇労働組合は「メーデー団結・交流会」を開催した。早朝には首里の寄せ場で4・28沖縄人民解放闘争の報告ビラを撒き、「団結・交流会」への参加を呼びかけた。
 より多くの仲間が結集しやすいように取り組み全体を二部に分け、昼間は第一部として「DVD上映会」を行なった。とりわけ高江や普天間の闘いを描いたドキュメンタリー映像に注目が集まった。「実際見て、国のひどいやり方がよく分かった」と感想が寄せられる。
 夕方以降の第二部では、仕事を終えた仲間も加わって「団結・交流会」が開催された。はじめに全国からの連帯メッセージが配布され読み上げられる。「俺たちは東京都の山谷つぶしともいうべき攻撃に対決し、仲間の団結を鍛え『反戦・仕事よこせ』の闘いを前進させていきます。また、国粋会金町一家解体をやりぬきます。改憲と核武装、そして朝鮮反革命戦争にうってでる安倍極右政府を打倒していきましょう」(東京・山谷日雇労働組合)、「労働者の命の犠牲がなければ一日たりとも動かぬ原発。危険手当・1万円すらピンハネする重層的下請け構造を放置してきた除染作業。日本帝国主義国家権力の核武装するための隠れ蓑の原発。原発の廃止にむけて、俺たちは団結して闘っていこう!」(「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」)、「5000万労働者の九割もの仲間を、俺たち日雇い労働者と同じ使い捨ての『非正規雇用』の労働者としてしまおうという攻撃が吹き荒れている。資本のドレイではなく、資本の鉄鎖を打ち砕く戦士としての誇り高き生き方を選び取る労働者の団結と闘いが今こそ必要だ」(福岡・築港日雇労働組合)というメッセージに仲間が聴き入った。沖日労は、「沖縄からは4・28沖縄人民解放闘争に昨年より多くの仲間たちが結集し、闘いを前に進めることができたと報告した。全国寄せ場で闘う仲間たちと連帯し、組合運動を前進させていくために交流を深め団結しよう」としめくくった。交流会には4・28闘争で初めて闘いに結集した仲間も参加し、「首里の寄せ場は仕事が切れてしまい困っている」「港の仕事では残業代が時給1000円にもならない」「組合がどのような活動をしているのか知りたかった」「辺野古の海を埋め立てると潮の流れが変わり魚は取れなくなる。漁民が反対するのは当然だ。カネ目当てで賛成する人たちはおかしい」など、活発な議論が展開された。最後に沖日労の仲間が、「今日の取り組みを明日につなげよう。仲間にも声をかけて、輪を拡げていこう」「組合で催しがある時は協力し助け合い、組合活動を盛り上げよう」と呼びかけた。今後も闘いを前進させていくことを確認し、メーデー行動を終えていった。