争議支援のお願い

争議支援のお願い

 

中労委闘争に向けて

 

ヤンマー争議当該 びわ湖ユニオン書記長 稲森秀司


 日々、労働者の生活を守る闘い並びにヤンマー東京支社前での行動にご支援いただきありがとうございます。ヤンマー争議当該の稲森です。
 去る7月31日、滋賀県労働委員会で「不当労働行為救済申立」を棄却する命令が出されました。簡単に言うと、びわ湖ユニオンの組合員とヤンマーとの間には直接の雇用関係が無いので救済すべき利益はないという命令でした。
 先行の労働委員会事件は、申し立て主体は「アルバイト派遣関西労働組合」でした。この、先行の労働委員会で不当命令が出されると共に、「アルバイト派遣関西労働組合」副代表・仲村実氏が氏の一存で中労委への「不服申立」を禁じ、また当該の佐々木、稲森を「アルバイト派遣関西労働組合」から強制的に脱退させました。
 今回の中労委闘争は、先行の労働委員会事件から連綿と続くヤンマーの真実を明らかにする闘いです。
 第1回期日は12月18日、午前10時に決定しました。傍聴支援並びにびわ湖ユニオンの活動支援をよろしくお願い申し上げます。
 滋賀県長浜市はヤンマーの城下町で、長浜市商工会議所のメーリングリストを通じて私「稲森」の顔写真、生年月日、住所のデーターと共に「この者は、びわ湖ユニオンなる団体の主たる活動家であり、日本の風土に馴染まぬ外国人労働者を組織し不当な要求を行ない、多大なる災厄を招く者である」との回状が配布されていて、コンビニや、パチンコ屋のアルバイトすら出来ない状態です。生活保護費の6万円の殆どをびわ湖ユニオンの活動費に当てざるを得ません。
 長浜で活動をしていると「偽装請負」の申告を行なうために、滋賀労働局に行くだけで2220円の交通費が掛かってしまいます。こうした活動費で生活が慢性的に困窮しています。既に「労働特区構想」を地でいく長浜ですが、労働者を守るびわ湖ユニオンの活動支援をよろしくお願い申し上げます。
 さる10月7日、JR東海下請け日系人労働者の団交拒否事件の労働委員会の第1回期日を迎えました。びわ湖ユニオンの執行委員会でも、ユニオンの争議として位置づけをして開始した労働委員会闘争にも関わらず、びわ湖ユニオンの執行委員は書記長の稲森を除いて誰1人出席する物はいませんでした。私が関わる組合員の支援はしないという、ユニオン執行委員からの意思表示だと理解しました。ユニオン執行委員、「ヤンマー闘争を支援する会」も、故佐々木委員長は支援をしても、稲森を支援する積りは無いという事である事が明らかになりました。
 完全に一人争議となりましたヤンマー争議への引き続きのご支援よろしくお願いします。

 

キヤノン電子株式会社とキヤノン電子労働組合の共同の退職強要に対する損害賠償請求事件 

 

眞壁とし子  

 

 9月30日(月)損害賠償請求事件の第18回期日の口頭弁論が、さいたま地方裁判所熊谷支部の401号法廷で行なわれました。お陰様で今回も傍聴席は満席になりました。本当にありがとうございます。多くの皆様のご支援を戴き、心より感謝致します。

 本事件は争点が多数存在するため、裁判所が争点整理した後、証人尋問を行なう予定となっています。

 今回の期日では、裁判所から主要事実に関する主張整理案が提示されました。この主張整理案について、原告・被告らの双方で検討し、10月31日までに訂正・追加などの修正案を書面にて提出します。その後、最終的な主張整理案に沿って証人尋問用の陳述書を作成し、証人尋問に臨むことになります。

 裁判後の報告集会では、代理人から今回の期日の内容、主要事実に関する主張整理案の内容・その意義や、主要事実・間接事実などの法律用語や具体的な例についてご説明を戴きました。

 証人尋問を控え、本事件もいよいよ大詰めになってきました。裁判所の誠実な対応を得るためには、皆様の力強いご支援が不可欠であることをますます実感しています。

 次回期日は11月25日(月)13時30分より、さいたま地裁熊谷支部401号法廷(4階)です。

 引き続きご支援を賜りますよう宜しくお願い致します。