沖縄・首里日雇労働組合

 春闘勝利総決起集会に結集した仲間へ。

 昨年の総決起集会から本日までの1年間、沖日労は普天間基地解体・名護新基地建設阻止を軸として闘い、数々の闘いの現場に駆けつけました。その中で見過ごせなかったのは「労働組合の組合として闘う姿が見えない」ということでした。それはなぜなのか? 現場に結集するメンバーの声から改めて確認できたことは、25年前の「連合」結成という大罪です。資本と結託し労働者の闘いを抑え込んでいった「連合」に対する怒りや不満は広範に存在します。われわれ沖日労は、「『連合』、全労連を超える日本労働運動の新たな結集軸の建設を!」と掲げて闘う全労交とともに、組合運動の前進をかちとる決意です。

 その上で現在もっとも重要なこと、それは労働組合の組織率が過去最低を記録する中において、青年労働者の組織化を推し進めることです。「『非正規雇用』が当たり前」という厳しい時代において、労働者を食い物にする資本主義への批判と組合運動の意義について、分かりやすくかつ胸に響く言葉で青年たちに届けていくことが必要です。当たり前の人間的な関係が喪失しつつある中で、真摯に向き合い顔の見える関係を構築していくことが必要です。都知事選でファシスト・田母神に一定程度の票が集まるという危機的な時代において、このことは決定的に重要です。沖日労は、呻吟する青年労働者に寄り添い、闘いへの決起を呼びかけるため奮闘します。

 沖縄―日本「本土」貫く闘いで安倍政府を打倒しよう。その激闘の中から、労働者階級の未来を切り拓く闘いを実現しよう。ともに闘おう。