8・12「暑気払い団結・交流会」を開催
沖縄・首里日雇労働組合
8月12日、沖縄・首里日雇労働組合は「暑気払い団結・交流会」を開催した。沖縄経済の「好況」が宣伝されているにもかかわらず、首里の寄せ場は恒常的に仕事がない状況が続いている。現場直行で仕事にありつけている仲間もいるが、低賃金と劣悪な労働条件が寄せ場労働者に襲いかかっている。高収入を売り物に「福島第一原発事故」の除染作業に労働者を送り込む「人材派遣」の求人募集が浸透しつつある。厳しい状況だからこそ、何より労働者同士の団結と闘いが必要だ。とりわけ7月以降、名護新基地建設阻止の辺野古現地闘争が高揚し、沖日労の仲間も現場にかけつけ闘いぬいている。沖日労は辺野古と首里の寄せ場を行き来しながら、「交流会」への参加を呼びかけた。
「交流会」に集まったのは首里の寄せ場の仲間が中心だ。午後7時、沖日労の仲間が司会に立ち、全国から寄せられた連帯メッセージが読み上げられる。「東京都による特別就労対策の仕事削減でいっそうアブレに苦しんでいます。おれたちはこの厳しい夏の最中、東京都産業労働局と山谷対策係に対して『仕事よこせ』の追及の闘いをやりぬきました」(東京・山日労)、「労働者の犠牲なしには一秒たりとも動かぬ原発。すべての原発の廃止をかちとり、日帝の核武装を阻止しよう!俺たちの生活をどんどん苦しいものへとおいこむ安倍政府、朝鮮反革命戦争に突撃する安倍政府をうちたおそう!」(「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」)、「福岡市は、『アベノミクス』が掲げる『国家戦略特区』にいち早く飛びつき、『創業特区』なるものに選ばれた。この『特区』の最大の『売り』は、『労働の規制緩和』だ。福岡市はこれによって『10年間で50万人の雇用創出』を図ると宣伝しているが、実際に増えるのは、『非正規雇用』の労働者と失業―野宿の労働者だけだ」(福日労)。仲間たちは読み上げられるメッセージに真剣に耳を傾ける。つづいて、司会が辺野古の現地状況について説明し、「組合で現地闘争を取り組む際には協力して下さい」と呼びかける。仲間からは、「今度はいつ辺野古に行くのか。ぜひ行ってみたい」「仲井真知事はとんでもない人間だ」といった意見が寄せられた。
仕事帰りの仲間も合流し、話題が拡がる。時に、組合運動をめぐって激論も交わされる。大切なことは、誠実さをもって互いに批判し合い、間違っていれば反省し、組合運動の前進につなげていくことである。そうすることが労働者の団結をより強固にうち固めていくことになるのだ。沖日労のメンバーは、「仕事場は違っても寄せ場はみんな仲間だ。人の悪口を言ったりせず、お互い声を掛け合って協力していくことが必要だ」「組合の活動がある時は、またみんなで協力して盛り上げていこう」と呼びかける。参加者はしっかりとうなずいた。最後は、全員で片付けを行ない、「交流会」を終えた。