2・11 山谷早朝行動

    警視庁浅草警察の阻止線に肉迫する労働者の部隊
    警視庁浅草警察の阻止線に肉迫する労働者の部隊

2・11

金町一家と国家権力に対する怒りを爆発させた山谷早朝行動


 2月11日の「建国記念の日」の早朝、東京・山谷日雇労働組合と闘う山谷労働者は、早朝6時半より、天皇主義右翼ファシスト・金町一家解体を掲げ、朝行動に決起した。

 炊き出しの準備をすすめる中、朝行動に続々と山谷の仲間たちが結集し始め、午前6時30分、東京・山日労の仲間がシュプレヒコールをあげる。この朝行動に結集した支援の仲間たちが、闘う決意をこめた連帯あいさつを述べる。東京都地域連合労働組合、明治大学社会思想研究会の発言を受けた後、東京・山日労が「『建国記念の日』、は天皇による労働者人民への支配をこじつけるための歴史の偽造だ。安倍晋三の中味は、街頭でいきまいているチンピラ右翼とまったく同じだ。『戦後70年談話』では、戦争と植民地支配の日帝の加害責任を隠して、新たな戦争へとうって出ようとしているのだ。金町一家との攻防を闘いぬいてきた山谷労働者の誇りをかけて、『建国記念の日』粉砕の街頭実力行動を闘っていこう。アブレを押しつける資本にやり返していく『反戦・仕事よこせ』の寄せ場春闘に決起しよう」と基調を提起した。国家権力―浅警は山谷の朝行動に対してなんと機動隊をおしたて阻止線をはった。「ポリ公は路上での賭博、ピンハネ、高利貸しで犯罪に手を染めるヤクザを守ると言うのか」と、山谷の労働者は権力に対する煮えたぎる怒りを爆発させた。そして、スクラムを固く組んだ仲間たちが「ワッショイ、ワッショイ」のかけ声をあげて機動隊の盾に肉迫していく。山谷の仲間たちは、あらためて佐藤さん・山岡さん虐殺への報復と金町一家解体に向けた決意を固め、再びシュプレヒコールをとどろかせ朝行動を貫徹すると、昼からの闘争のための準備に移っていった。                 〈東京・山谷日雇労働組合〉