集会に結集した仲間からのあいさつ

フィリピン・トヨタ労組と連帯してトヨタ門前闘争を闘う
フィリピン・トヨタ労組と連帯してトヨタ門前闘争を闘う

集会に結集した仲間からのあいさつ

 

東京都地域連合労働組合

 本日の春闘総決起集会に参加されたすべての仲間の皆さん。

 東京都地域連合労働組合から発言を行ないたいと思います。

 東京都地域連合労働組合は、この間、山谷での越年・越冬闘争、夏祭りの支援、フィリピン・トヨタ争議の支援など、闘う労働者の支援活動を行なってきました。また、「日の丸」「君が代」の強制に反対する教育労働者と連帯し、処分発令抗議行動や、都立高校の卒業式でのビラまきをやり抜いてきました。

 今、首相・安倍は「安保法制関連法」の成立を強行し、自衛隊の実戦軍化に突き進み、中東反革命戦争への本格化参戦、朝鮮反革命戦争への突入を加速させています。

 また、参院選後にも、「緊急事態条項」導入のための改憲に打って出ようとしています。こんなことは絶対に許してはなりません。

 「アベノミクス戦略」が破綻し、実質経済成長の低下と膨大な財政赤字を抱える日帝への信用危機がいまや世界大恐慌の引き金となりかねない状況の中で、昨年の第三次内閣を発足させ、「一億総活躍社会」なるスローガンを打ち出しました。そして、「新三本の矢」として、「GNP600兆円を目指す強い経済」「出生率1・8を目指す子育て支援」「介護離職ゼロの社会保障」を実現するとしました。しかし、その目標を実現する気などさらさらないのは明白です。「戦争法」の制定を強行した安倍が打ち出す政策は、戦争遂行のための政策なのであり、結局、「若いやつは軍隊、自衛隊で活躍しろ」「労働者は死ぬまで働け」「失業者、高齢者、『障害者』はさっさと死んでくれ」ということなのです。これが『一億活躍社会」の本音であり、「富国強兵」政策への動員攻撃です。

 そして、日本労働運動を「一億総活躍社会」などという「富国強兵」政策を支える労働運動=「産業報国会」型労働運動へと一挙に転落させようとしています。

 また、昨年の9月の「労働者派遣法」の強行成立を受けて、「九割非正規労働者」の社会が訪れようとしています。「解雇自由」法案や労働者を残業代なしで何時間も働かせる「残業代ゼロ」法案も、なんとしても成立を強行してくるでしょう。いまでも過労死ラインを超える残業を強制している大企業に、こんな法律を与えたら、労働者の健康も命も守ることができません。

 消費税増税のうえ、社会保障はばっさりと切り捨て、労働者人民に窮乏生活を押しつける安倍政府は打倒していくしか、労働者人民の生きる道ありません。

 今こそ、地域連合労働組合の一人でも入れる労働組合、地域で働く未組織労働者の組織化が必要とされている時です。一人ひとりの労働者の声に耳を傾け、正規―非正規を貫く労働者の団結をつくり上げ、安倍極右政府を打倒していこうではありませんか。

 私たちは、まだまだ不十分な活動しかできていませんが、屈服する「連合」を突破し、闘う地域連合労働組合の地道な闘いを展開し、全労交の一翼を担い闘うことを決意して

発言とします。