反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会
3月17日、本日の集会への呼びかけるビラ配りを大正駅で行ないました。マイクで話したのは、次のような内容です。―「国内総生産」(GDP)成長率の6割を占める個人消費がマイナスをつづけています。「アベノミクス」は破綻しています。安倍政府になってから私達の暮らしは苦しくなるいっぽうです。大企業の内部留保は、史上空前の354兆円です。このカネは、私達労働者人民からピンハネ・ボッタクリしたものです。このままでは戦争です。戦争とファシズムに突き進む安倍政府を打倒しましょう―と話しました。2歳くらいの子どもをつれた若いおかあさんが、ビラを受け取ってくれました。このような事は、いままでなかったことです。一生懸命に働いても生活がいつまでたっても苦しい、労働者人民の窮状をひしひしと感じました。
3月から寄せ場・釜ヶ崎春闘ということで、われわれは、業者に「要求書」をつきつけ大幅な賃上げと労働条件の改善を求めて闘っています。労働運動をしている他の団体は、昔は釜ヶ崎春闘をやっていましたが、今では全くしないといった状況です。野宿労働者は「とにかく働いてメシが食いたい」と言っています。この崇高で切実な要求の実現へ向け、「仕事よこせ」の闘いをさらに強化していきます。
3月16日、国・大阪労働局、大阪府・商工労働部との団体交渉を行ないました。労働行政としてアブレ(失業)地獄―野垂れ死にの責任をとり「仕事をだせ」。「センター縮小・移転」は釜ヶ崎・解体攻撃だ。日雇い・野宿労働者の命に係わる問題だ。「縮小・移転」ではなく、センターの敷地面積、建物、機能などは、現在と同規模かそれ以上としろ、と闘いました。
以前は誰にも見取られず路上や病院で命を落とすのは、我々日雇い・野宿労働者でした。しかし今は、「非正規」労働者もそういった状況です。「仕事がして生活したい」という思いは、労働者階級の要求となっています。野宿の問題、生活保護の問題、アルコールの問題などは、結果に過ぎません。おおもとの原因は、仕事がないからに他なりません。仕事さえあれば、ほとんどの問題は解決していきます。「黙って野垂れ死ぬな!生きてやり返そう!」「仕事をよこせ」「戦争反対」と闘っていきましょう。 明日、3月21日、伊方原発再稼働阻止の現地実力闘争を釜ヶ崎の仲間とともに闘います。3月28日、全国の日雇い労働者は、国、資本、ゼネコンへの追及・弾劾の闘いを打ちぬきます。労働者の犠牲の上に成り立った社会ではなく、労働者として誇りを持ち生きていける社会の実現へ向け闘っていきましょう。