「乾坤一擲」

乾坤一擲(けんこんいってき)

 

 朝鮮半島では、ますます戦争突入の危機が高まっている。米・韓は、3月~4月の指揮所演習・「キー・リゾルブ」、野外機動演習・「フォール・イーグル」の強行に続いて、8月21日から31日まで「朝鮮半島有事」に備え軍事演習・「乙支(ウルチ)・フリーダム・ガーディアン」を強行した。▼この米韓合同軍事演習では、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が韓国に侵攻した場合の反撃態勢を確認し、核施設やミサイル基地などへの先制攻撃、金正恩に対する「斬首作戦」も含む「作戦計画5015」に沿った訓練を強行している。北朝鮮に軍事的重圧をかけ続け、北朝鮮が一発の銃弾でも発射すれば、即、開戦することを狙った戦争挑発だ。▼北朝鮮は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射や、核実験を繰り返している。だが、これは、日・米・韓の戦争恫喝に怯えながら、「来るなら来てみろ、ただでは済まないぞ」というハッタリも含んだ虚勢でしかない。北朝鮮の狙いは、金正恩体制の延命、その一点だけだ。アメリカとの「朝鮮休戦協定」を「平和条約」に転換し、体制存続の保証を取り付けるための「瀬戸際政策」だ。▼だが、日・米・韓は、その狙いを充分知りながら、北朝鮮国家の解体―南北朝鮮の反共統一を強行しようと戦争挑発を繰り返し、開戦を狙っているのだ。とりわけ、北朝鮮に対する反共・排外主義を煽動し、トランプに「北朝鮮は話し合う気などない。開戦を急げ」と煽る安倍は、許し難い。反戦闘争と安倍政府打倒の闘いが決定的に重要だ。(木村)