5・1全国寄せ場貫きメーデー行動を闘う

福岡市役所に対して「日雇い・野宿の労働者に仕事を出せ」とシュプレヒコール(5月1日、福岡)
福岡市役所に対して「日雇い・野宿の労働者に仕事を出せ」とシュプレヒコール(5月1日、福岡)

日雇い・野宿労働者に仕事を出せ!」

を掲げ

福岡日雇いメーデーを闘う

 

    福岡・築港日雇労働組合

 

福岡市役所前で集会

 

 5月1日、福岡・築港日雇労働組合(福日労)は、福岡市役所前で福岡日雇いメーデー集会を行ない、「日雇い・野宿労働者に仕事を出せ」と闘った。

 10時の開始時間を前に、市役所前の天神中央公園には、多くの仲間が結集してくる。市役所正面に移動し、「日雇い・野宿労働者に仕事を出せ」「反戦・反失業を闘うぞ」というゼッケンを着けた仲間は、組合の赤旗と横断幕の前に整列し、集会が開始される。

 最初にシュプレヒコールを叩きつける。

 「福岡市は、失業対策事業を行なえ!」「行政の責任で就労対策事業を行なえ!」「野垂れ死に攻撃を粉砕するぞ!」「『コロナ解雇』を許さんぞ!」「仕事よこせを闘うぞ!」。

 続いて、各地で闘う仲間からの連帯メッセージが紹介される。

 東京・山谷日雇労働組合は、「5月1日メーデーを、『コロナ』、『暑さ対策』、『オリンピック』で仕事を奪うな!を掲げ、玉姫公園での集会と山谷一周デモで闘います」「『コロナ解雇』『コロナ感染死』を打ち砕くために、今こそ、『反戦・反失業』で闘ってきた日雇い・野宿労働者が、すべての労働者の先頭に立って、菅や資本家たちの『新型コロナ』を利用した攻撃と闘おう。共に闘いましょう」。

 「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」からは、「ただでさえ現金仕事がほとんどなくなるこの時期に、三度目の『新型コロナ緊急事態宣言』により、釜ヶ崎においても仕事がない、厳しい状況です。大阪では感染拡大も続いています。おれたちは、『アブレ―野垂れ死に』の強制も、『コロナ感染死』の強制もまっぴらごめんです」「『コロナ禍』で拡大する差別主義・排外主義と対決し、『コロナ禍』を口実にした解雇、賃下げ、『九割非正規化』に怒り、闘う労働者人民と連帯し闘います」。

 沖縄・首里日雇労働組合からは、「沖日労は、新基地建設阻止をかけて、辺野古現地の行動に、組合員が交代で取り組んできました。これからもいっそう現地集中を強化し、勝利に向けて全力で闘いぬいていく決意です」「メーデーにあたり、沖日労は、集会と炊き出しに取り組みます。日雇い・野宿の仲間たちや、『コロナ禍』で路上に放りだされた『非正規雇用労働者』の命を守りぬき、団結をうち固めて、ともに闘いを築き上げていく決意です。ともに頑張りましょう」。

 各寄せ場から寄せられたメッセージを、拍手で確認する。

 

福日労委員長が、基調を提起

 

 続いて、福日労委員長が、基調を提起する。

 「メーデーとは、1886年5月1日、アメリカの労働者が、八時間労働制を要求してストライキを闘ったのが出発だ。当時は、一日12時間から14時間労働が当たり前に行なわれており、『第一の八時間は、仕事のために、第二の八時間は、休息のために、そして残りの八時間は、おれたちの好きなことのために』として闘われてきたものだ。こうした歴史と闘いの上で今日の闘いはある」「すでに多くの労働者が、『働き方改革』の名の下で、『非正規雇用』にされ、低賃金、重労働、失業に苦しめられている。過労死、労災死、そして餓死を強いられている。その上に今、『コロナ解雇』が襲いかかっている。『新型コロナ』を理由にした資本家による解雇攻撃が強まり、『非正規雇用』労働者が『雇い止め』『派遣切り』を強制されている」「福岡市では、高島市長が『天神ビッグバン』など、資本家たちがさらに金儲けができるような政策を取り続けてきた。また、外国人旅行者が使う金や、『再開発』で儲ける資本家の金を増やすことを目的にした政策は、貧困、失業―野宿を強いられている底辺の労働者を犠牲にしてきた。さらに、『国家戦略特区』に名乗りを上げて労働者の権利を奪い取る政策を強め、労働者を『非正規雇用』などで使い捨てにし、日雇い・野宿の労働者をアブレ(失業)―野垂れ死にに追い込んでいる」「福岡でも『コロナ解雇』が広がっている。外国人観光客が福岡に来ることをあてにした経済が破綻し、バス会社をはじめ、多くの業種で『コロナ解雇』が増えている。こういう時には、立場が弱い日雇い労働者や『非正規雇用』労働者が、真っ先に首を切られる。野宿の労働者が大量に生み出される情勢が、一挙に煮詰まっている」「われわれは、『アブレ―野たれ死に攻撃粉砕』を闘ってきた地平を拡大し、団結の力で労働者の命を守り、『コロナ解雇』を粉砕していく」「『韓国サンケン労組』の闘いに連帯して、地域の仲間と共に、サンケン電気九州営業所に対して、『会社清算―全員解雇許さん!』と闘ってきた」「佐世保での自衛隊の『水陸機動団』の強化、築城での基地強化、日出生台での演習強化、佐賀空港へのオスプレイ配備計画、南西諸島への自衛隊の配備など、戦争に向けた動きが強まっている。これを打ち砕く反戦の闘いを強化していく」「『反戦・仕事よこせ』の闘いが、ますます重要となっている。すべての仲間たち、福日労の旗の下に結集し、団結して闘おう」。

 「ヨシッ!」の掛け声、圧倒的拍手で基調が確認される。最後に、シュプレヒコールと「団結ガンバロー」で集会は締めくくられた。

 天神中央公園に移動し、メーデー闘争を闘った仲間に、旬の「筍ごはん」の炊き出し弁当を配り、すべての行動を終えた。

  「コロナ」下で、野宿労働者が大量に生み出される情勢が、煮詰まっている。炊き出しに並ぶ人の数も増えている。日雇い・野宿労働者の闘いの真価が問われる時代だ。新たに失業を強いられ、困窮している労働者の組織化が急務である。失業と貧困、戦争を押し付けるだけの政府は、打倒しなければならない。福日労は、そうした闘いを担いぬく。