6・23「都教委包囲・首都圏ネット」が、「小中高校生を東京五輪に動員するな」と都教委抗議・要請行動

「子どもたちを東京五輪に狩りだすな」と、都教委要請行動が闘われる(6月23日、都庁前)
「子どもたちを東京五輪に狩りだすな」と、都教委要請行動が闘われる(6月23日、都庁前)

6・23「都教委包囲・首都圏ネット」が、「小中高校生を東京五輪に動員するな」と

都教委抗議・要請行動  

 

都庁第一庁舎前で抗議行動

 

 6月23日、午後4時から、「都教委包囲・首都圏ネット(包囲ネット)」の主催による、東京都教育委員会(都教委)に対する「危険な東京五輪への小中高校生の動員は即刻中止すべきである」という抗議・要請行動が闘われた。都庁第一庁舎前には、約40人が結集した。

 都庁第一庁舎前での抗議行動は、都庁に叩きつけるシュプレヒコールから始まった。「オリンピック・パラリンピック強行反対!」「小池都知事は、ただちに中止を決定しろ!」「利権のためのオリンピック・パラリンピックは、要らない!」「子どもたちの観戦動員反対!」「子どもたちの命を守れ!」「オリパラ観戦をすぐ中止しろ!」。

 続いて、主催する「包囲ネット」から要請行動の目的が提起される。「今日の行動の目的は、一つには、東京五輪を中止させることです。コロナ感染が止まりません。それでも何故東京五輪を強行するのか。それは、IOCやスポンサーの金儲けのためであり、ここに来てガタガタになってきた菅政権が、東京五輪をやらなければ潰れるからです。菅政権の延命のためです。そんな東京五輪は、われわれの手ですぐに止めさせなければなりません。目的の二つ目は、子どもたちを東京五輪に動員することに反対するということです。すでに各地で反対の声が上がっており、昨日は、東京都医師会の会長が、『子どもを動員するのは危ないから止めなさい』とハッキリ言っています。ところが都教委は、今もなお子供たちを動員しようとしています。ここで抗議の声を上げ、都庁第二庁舎の16階の都教委の総務部に直接行きます。都教委は、要請を聞くための会場を用意すべきなのに、用意していません。そのために直接都教委に行くことにしました」。

 続いて、結集した労働者からの発言を受けていく。発言に起った労働者からは、「『国際オリンピック・パラリンピック』ではなく、『国策オリンピック・パラリンピック』だ」「菅政府は、東京五輪に対する批判が渦巻いているにもかかわらず『やる』と息巻いている。民衆の命よりも東京五輪が大事、政権の維持が大事というのが露骨に見える。東京五輪は、資本主義に毒され、商業主義に毒され、腐りきっている」「八王子では、2018年に天皇奉迎のために子供たちが動員されました。東京五輪への子供たちの観戦動員について、八王子市教委に聞くと、都教委からは『子どもたちの観戦をキャンセルできる』という組織委員会が出した通知が届いていないと言っています。組織委員会の通知のことは知っているけれども、都教委から何も言ってこないので、何もできないと言っています。八王子の校長や教師は、コロナへの感染や熱中症、事故に会ったらどうするのかと非常に心配しています。都教委は、これらの声にただちに応え、東京五輪への観戦動員を中止すべきです」という発言が行なわれた。

 

都教委に対する要請行動をやりぬき、オリンピック・パラリンピック反対デモを闘う

 

 結集した労働者の発言を終え、再びシュプレヒコールをあげ、要請行動に移っていく。30人近くの労働者が、都庁第二庁舎の都教委に向かう。「包囲ネット」の要請内容は、「一、『洗脳』とも言われる『オリパラ教育』を即刻中止すること」「二、小中高校生たちの危険な『オリパラ観戦』を即刻中止すること」「三、問題が起きたら学校ではなく『オリパラ教育』を推進した都教委が責任を取ること」「四、『キャンセル受け付け文書』を隠蔽したことに対して謝罪すること」の四項目だ。

 都庁第二庁舎の16階にある都教委の総務部に行くと、広報課の課長ら2人が出てきた。「包囲ネット」のメンバーが要請文を読み上げる。しかし、都教委の対応は、ほとんど「門前払い」だ。都教委前の廊下に集まった労働者は、次々と抗議の声を上げた。

 午後5時前、要請団が帰ってくると、「包囲ネット」のメンバーから報告が行なわれる。「都教委は、我々が要請文を読み上げると、『もう帰れ』と言わんばかりの態度でした。これに対して、30人近い仲間が抗議の声を上げ、『子どもたちを五輪観戦に動員するな』とシュプレヒコールを叩きつけてきました」と簡潔に報告する。

 続いて、結集した労働者からの発言が行なわれる。発言に起った労働者からは、「千葉や埼玉では五輪観戦を中止した所がいくつも出ている。ところが都教委は、組織委員会の『キャンセルの案内』を地教委に下ろしていない。そのために、各学校はキャンセルをすることもできない状況になっている。これが現在の東京都の教育の実態だ」「学校では運動会もやってない、遠足もやってない、プールもやってない。それなのに、なんで熱中症の危険があり、コロナ感染の危険がある五輪観戦に子どもたちを動員しないといけないのか。まさしく第二次大戦の『インパール作戦』、戦前の日本陸軍と同じようなことを都教委はやっている」「都内でも目黒区は五輪観戦の中止を決定し、他の区も中止に動いている。子供たちの五輪観戦の中止を早く決定させよう」「都教委は『こんな状況では要請書を受け取らない』と言ったが、神奈川では『受け取らない』なんて対応はしない。横須賀市では小中学校の動員は中止した。都教委の姿勢は酷すぎる」「オリパラ教育は、愛国心教育そのものです。コロナの中での五輪観戦への動員を知り、区教委に申し入れを行なったけれども、区教委は、答えようとはしません。子供たちが五輪観戦に動員され、『日の丸・君が代』を強要されないように、頑張りましょう」という発言が行なわれた。

 抗議・要請行動の締めくくりに、「オリンピック・パラリンピック強行反対!」「利権のためのオリンピック・パラリンピックは、要らない!」「子どもの命を守れ!」「子どもの観戦動員反対!」とシュプレヒコールを都庁に叩きつけ、当日の行動を終えていった。

〈東京・山谷日雇労働組合〉